こんにちは。
しばらくブログを放置していたら、AGに対する意見を書いた記事に意外と反響があったみたいで驚きです。
というわけで、今回は6月に出るジェネリックの新製品に対するAGの意見を書きたいと思います。
今回6月に出るAGの種類はとてもたくさんあります。
ミカルディス、ミカルディスファミリー、オルメティック、クレストール、ユーゼル、ディナゲスト、キプレス・シングレア関連。
とっても、たくさんありますよね。
特にユーゼル・ロイコボリン関連は先行発売ということもあって既に採用が決まっているところもあります。
AGを選んでいいじゃないか!
と言う意見も耳にします。
そこで、反論というわけではないですが思ったことを書きたいと思います。
AGと一口に言っても、実は二種類あります。
先発様から許可を得て作っているAG。
先発様と同じ工場で作っていて屋号だけ変えているAG。
薬剤師さんなら、この二つの意味の違いがわかりますよね?
分からない薬剤師さんがいたら、本当にヤバいと思ってしまいます。
まあ、どちらにせよ安易にAGを選ぶのは薬剤師さんの怠慢だと思うのです。
今回の新製品で言えば、まずミカルディス!
吸湿性が高くて、製剤的は先発もAGも相当低い製剤です。
まだ、情報が出揃っていない段階ですが、テルミサルタンの問題を克服したメーカーがあれば本当に凄いと思います。
現時点で、テルミサルタンの問題点を把握していない薬剤師さんはいらっしゃらないですよね?
そこを選ばずにAGを選ぶのであれば、悲しくなってしまいます。
ユーゼル・ロイコボリンも安定性が悪いし、キプレス・シングレアなんて溶出性まで影響を及ぼす製剤です。
ディナゲストも、遮光でしょ?
AGだから何が優れているんでしょう?
だって、AGがでていない製剤でもジェネリック使ってますよね?
薬価改定がある度に、納入価で採用品目変える時ありますよね?
それなのに、AGを選ぶのがプロの判断だって言われても納得はできません。
AGだからと言って、情報提供も先発と同じでないでしょう。
製造後販売調査をしているAGの会社なんて見た事ありません。
情報提供が同じでないのに、「先発と同じ」というのは違和感があります。
後発でも情報提供しっかりしているところを選ぶのも、薬剤師さんの仕事だと思うのです。