ジェネリックMRの本音のブログ

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ジェネリック医薬品のことや、ジェネリックMRから見た薬局や病院、薬剤師や医師のこと。
ぶっちゃけて書いてます。

卸は倉庫?それってとってもワガママ

こんにちは。MSもやってたゾロゾロです。


今回は、その視点から薬局、病院の本音を語りたいと思います。


現在、医薬品はとってもたくさんの種類があります。


それを一覧で置いておくことは、とても大変です


しかも、昨今ではジェネリックが台頭してきて同じ成分なのに種類が何種類、売れ筋のものでは何十種類とあるのが当たり前です。


しかも、医師の処方箋によっては好みのジェネリックがあったりして指定されることも珍しくありません


ですので、本来であれば薬局は数限り無い在庫を備蓄してなくてはいけません。


それは、とても大変なことです


でも、現実には薬局さんはそんなに大量の備蓄はしていません


税金の関係もあるし、不動在庫の関係もあるし、そんなに在庫は置けないのが実情です。


では、どうするか?


答えは出てますね。


卸さんを倉庫代わりにしているのです。


必要最低限の量だけ在庫して、在庫してないものが処方箋できたら卸に頼んで、急配で持って来て貰う。


そんな薬局さん、多くないですか?


仕方ないだろ、と言われるかもしれませんがこれってとってもワガママです。


卸さんは、そのために不動になるかもしれない在庫を薬局さんの代わりに置いておくのです。


でも、これっておかしくありませんか?


薬価差益ってありますよね、薬価と納入価の差額の利益になる部分ですが、これって元々そういった不動在庫になるリスクがあるから必要なものですよね?


薬価差益を取りながら、在庫は卸任せって、ちょっと筋が通らなくないですか?


「医師の先生が後発を指定してくるからしょうがないだろ!」


といった声も聞こえてしまいそうですが、じゃああなた方が選んだ後発はなんなのですか?と、聞きたくなります。


疑義照会して、自分の意見を押し通せば良いのではないですか?


それが、出来ないということは単なる実力不足です。


それを棚に上げて、卸さんを倉庫代わりにして、きっちり薬価差益だけは頂こうとする


これって、とってもワガママに思いません?


でも、色々なニュースを見ていると卸さんも後発品の在庫を選定したり、急配に対して一定の料金を取るなどの方策を進めているようです。


是非、そうなればいいなと思います。


でも、この問題で本当に闇が深いのは薬局ではなくて病院だと思っています。


病院も、在庫をできるだけ減らしてルーチン以外のお薬は卸の急配で対応している病院も多くあります。


在庫は資産になりますから、税金の関係含めて色々な理由から医薬品の在庫を減らそうとして、卸を倉庫代わりにしています。


でも、待ってください。


後発品の選定が済んでそのメーカーしか取らないと決めているのに、それでも突発的な注文をする。


それって、ワガママ過ぎません?


というか、もし災害が起きて自分の病院で在庫がなかったらどうするの?


卸に頼んで急配で持ってきてもらうの?(笑)


と、思ってしまいます。


この在庫を置かない問題で、本当に腐っているのは薬局より病院です。


僕は以前、「この病院は在庫を置かない主義だから。だから、卸に発注をこまめにしてるんだよ」と、ドヤ顔で言われたことがあります。


置けよ、在庫。


そして、恥じろよ。在庫も置けない自分の病院を。


と、思ったのは内緒です。


以上、薬局さんや病院さんへの愚痴でした。





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